ロシア連邦政府は2009年2月15日〜5月15日の3ヶ月間、コメ及び米粉・ひき割り米に対する輸入関税を引き上げる決定を下した。同決定により輸入関税率は１kgあたり0.07ユーロから同0.16ユーロに引き上げられた。3月3日付ノーボスチ通信が伝えた。
新関税率を定めた2009年2月14日付政府決議179号「2009年ロシア連邦領に持ち込まれるコメ及び米粉・ひき割り米に対する季節関税について」は同決議の規定に従い2009年2月15日から発効している。
2008年末の時点で政府貿易保護措置関税政策委員会は世界食物市場における価格動向とロシアにおけるコメの高い収穫高を考慮してコメの季節関税引き上げに関する提案を行なっていた。同委員会はそれまでの関税率の3倍以上にあたる１kgあたり0.23ユーロに設定するよう提案していた。今回の政府決議は委員会提案よりも低い関税率を採用している。
3月3日付フィナム・ライト紙によれば現在ロシアのコメ市場の50％は輸入品が占めており、ルーブル安の影響で輸入米の価格は高騰している。（3／3）
