ウラジオストク海洋商業港(VMTP)は2009年にアムール州で収穫された飼料用穀物の最初のロット5500dを日本の港に向けて輸出した。12月23日付でVMTP広報部が発表した。
VMTPのエキムツォフ副代表取締役によると、ロシア極東で穀物の輸入、輸出、国内輸送の全ての取扱処理の経験を持つ港は現在VMTPのみである。穀物はガントリークレーンと移動式クレーンを使って鉄道貨車から直接貨物船に積み換えられる。1日あたりの標準的な穀物の積換え量は1500d、実際の積換え量は3000d、最大で5000dの積換えが可能。また、倉庫を経由した積み換えでは1日に2000dの取扱が出来る。現在のVMTPの設備で年間150万dの穀物の貨物取扱いが可能である。
現在、公開型株式会社VMTPと有限責任会社「シベリア農業ホールディング」が穀物ターミナル創設の意向に関する協定を結んでおり、既にプロジェクトの準備段階の作業が行なわれている。(12/23)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信829号より抜粋)