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東シベリア-太平洋石油パイプラインが正式稼働

シベリア産の石油をアジア太平洋地域の市場に輸出する目的で建設されている「東シベリア-太平洋石油パイプライン」(ESPO)が28日に正式稼働した。12月28日付でボストク・メディアが伝えた。
オープニング・セレモニーにはプーチン首相も出席し、首相の合図によりESPOの終点である石油積み出し専用港「コジミノ」(ナホトカ近郊)から出港する最初のタンカー「モスコーフスキー・ウニベルシチェト(モスクワ大学)への石油の積み換えがスタートした。プーチン首相はこのプロジェクトの成功を祈るとともに「これはロシアにとって重大な出来事です。これはアジア太平洋地域の新しい市場への進出を可能にする戦略的なプロジェクトです。ロシアの石油は既にアジア太平洋市場に存在していますが、十分な量ではありません」と語った。ESPOプロジェクトは2段階に分かれて実施され、第一段階ではアムール州のスコボロジノまでパイプラインが敷設された。スコボロジノからコジミノまでの区間は鉄道により石油が輸送される。2010年にスタートする第2段階ではスコボロジノからコジミノまでパイプラインが敷設される。(12/28)






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