12月に入り、モスクワでは−20℃を超える寒さが続いたことで、街頭のATMが故障する事態が起きている。12月17日付のRBC Dailyが伝えた。
ズベルバンクではモスクワにあるATMのうち34台(2%)、VTB24ではモスクワとモスクワ州のATMのうち11台(2%以上)とサンクトペテルブルクの約7台(1.5%)が故障した。ズベルバンクとVTB24によると、故障したATMは紙幣を出す部分が凍りついたため、紙幣の引出しが出来ないが、他のサービスは利用できる。一時的な故障は、幾つかのATMに機械を補足的に暖めるシステムがないため、過度に気温が低い時に動かなくなることと関係している。「私達は今後このようなことが起こらないようにこの問題を機械の生産者と解決していきます」とVTB24は発表している。
近年では2006年にもATMが凍結した。その際には気温が−37℃以下まで下がり、エカテリンブルク市、スベルドロフスク州、シベリアのほぼ全てのATMが停止した。(12/17)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信828号より抜粋)