モスクワのシェレメチェボ国際空港の第2及びD、Eターミナルに隣接する鉄道ターミナル「アエロエクスプレス」の5階に短時間滞在向けのホテル「ボズドゥシュニィ・エクスプレス」が11月25日にオープンした。同日付でアエロエクスプレス社が発表した。
ホテルは乗継便のために4〜7時間待たなければならないトランジット客や自分の便に乗遅れた乗客、遅延便を待つ乗客をターゲットにしている。客室は7.5〜22uとコンパクトなサイズで、エコノミー、ビジネス、ファーストクラスの全66室からなる。各部屋にトイレ、シャワー、ベッド、電話、インターネットなどの設備とシーツやタオルのセットなど短時間の滞在に必要な備品が全て備えられている。
11月25日付のBfm.ruによると、利用料金は2人用ビジネスクラスの最初の4時間が1925ルーブル(約6000円)。最も高額な3人用ファーストクラスの最初の4時間が2700ルーブル(約8300円)。それ以降は1時間ごとに料金が加算される。アジムト・ホテルス・カンパニーのゲンデリスマン代表取締役は「シェレメチェボ空港の周辺にもホテルがありますが、かなり稼働率が高いことを考えれば、この新しいホテルは成功するでしょう。特に、1泊でなく2〜4時間の利用が出来ることが利点です」と評価している。(11/25)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信825号より抜粋)