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ロシアではアート紙輸入関税撤廃へ

2010年にロシアはアート紙の輸入関税を廃止する可能性がある。相応の法案がロシア連邦通信・マスコミニュケーション省で既に承認され、政府の審議に送られた。10月28日付のRBC Dailyが伝えた。
同省のラシュキナ広報官は「アート紙輸入関税引き下げはロシア国内における印刷物の需要と生産の増加に向けた刺激となる。国内での印刷物の生産が増えることで、将来的にアート紙やボール紙生産への投資条件をつくり、ロシアの輸入依存を減らすことになります」と評価する。
アート紙の輸入関税廃止は2段階で行なわれる予定。現在15%の輸入関税が2010年の初めから5%に引下げられ、その数ヵ月後に廃止される。輸入関税のほか、ロシアに輸入されるアート紙には18%の付加価値税がかかっている。紙問屋友好協会によると、2009年1月〜7月のロシアのアート紙輸入額は1億9000万jで、昨年同時期に比べ40%減った。「国外に印刷の注文が流れるようになったため紙の需要が減った」と同協会のシロコフ執行部長は説明する。現在、ロシアの出版社の65%以上が国外で雑誌を印刷している。ロシアの雑誌輸入額は2009年1月〜7月で3億7400万jだった。(10/28)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信821号より抜粋)




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