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プーチン首相、外国企業にガス鉱床をプレゼン

9月24日、ヤマロ・ネネツ自治管区(ウラル連邦管区)において「ヤマル半島ガス鉱床開発」に関する会議が開かれた。同会議にはウラジーミル・プーチン首相が出席し、会議に参加した外国企業の代表者達に対して、同地域におけるガス鉱床開発に関するプレゼンテーションが行われた。24日付けロシア連邦政府公式サイトが伝えた。
この会議には世界中から招かれた大手エネルギー会社(Statoil、Shell、Kogaz、三井、三菱、Exxon、GDF、Total、Eni、E.ON.)の幹部が出席。「今回あなた方が訪問した「ヤマロ・ネネツ自治管区」では、ロシアの天然ガスの90%が採掘されています」とプーチン首相は同地域のポテンシャルを強調した。
天然資源省の評価では、ヤマル半島におけるガスの確認埋蔵量は13.5兆?で、同地域のガス埋蔵量は世界全体のガス埋蔵量の26%を占める(25日付ロスバルト)。特にバレンツ海シュトクマンガス鉱床が位置していることで、同地域のガス採掘部門の発展に期待がかかっている。
また会議に出席したアレクセイ・ミレル「ガスプロム」CEOは、ヤマル半島地域においてLNGおよびガス化学製品の大規模な製造工場を組織することも可能であると指摘。と同時にミレルCEOは、同地域の自然・気候条件を考慮して、LNG輸送用船舶を含む最新の技術・機材を導入する必要があると強調している(24日付Regnum通信)。ロシア政府は、外国企業の技術と資金を投入して同地域のガス電開発を進める方針である。

(週刊ダーリニ・ボストーク通信816号より抜粋)




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