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アフトワズの従業員が反対集会を開催

ロシア大手自動車メーカー「アフトワズ」(AvtoVAZ)の本拠地であるトリヤッチで8月6日、AvtoVAZの操業休止と従業員の給与50%削減に反対する集会が開かれた。8月7日付のコメルサント紙が伝えた。
集会を組織した独立系労働組合「団結」のピョートル・ゾロタレフ氏によると、AvtoVAZの従業員3000人以上が集会に参加した。集会開催の申請時には500人の参加が見込まれていた。参加人数については各機関の集計に開きがある。サマーラ州内務総局は700人以上と見ている。
AvtoVAZが9月までの主要ラインの停止と従業員の給与を約50%削減することを発表した後、労働組合は反対集会の組織を決定した。参加者たちは経営陣の退陣や工場の国営化を要求。集会では共産党や自由民主党の代表者らが積極的に発言し、メドベージェフ大統領に工場の現状について書面で伝えることを約束した。
集会終了後、サマーラ州のカプスチン産業大臣は集会を「政治的ショー」と批判した。「工場では10万5000人が働いている。集会に参加したのはせいぜい約2000人。混乱が起こるような理由は何もない。これらは全て噂で、海外の競合企業の企てである」と同大臣は述べている。(8/7)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信811号より抜粋)




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