ロシアに入国する際に1万j以上の外貨を現金で持ち込む場合には、税関申告書を提出するだけでなく、現金の出所とロシア国内での利用目的について税関職員に説明することが義務化されるかもしれない。連邦税関庁がこのような外国為替法修正案を作成した。7月29日付のRBC Dailyが伝えた。
この修正案が採択された場合、ロシアに1万j以上の外貨を現金で持ち込むに際には、その現金が誰のためのものなのかを説明し、資産の売却に関する書類など、その現金の出所を証明する文書を提出しなければならなくなる。
税関庁は、政府間会合である「資金洗浄に関する金融作業部会」(FATF)の特別勧告第9号に従い、テロリストや犯罪者が自らの活動資金を国内に持ち込むことや、犯罪により得た資金を洗浄することを防ぐためにこのような変更が必要であると説明している。
また、外国の銀行からのロシアへの送金は従来通り認められる。(7/29)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信809号より抜粋)