2009/1/30
1月31日、ウラジオストク市内で大規模集会が行われる。政権与党「統一ロシア」および野党「共産党」がそれぞれ独自の集会を組織する。1月30日付でＪＳＮウラジオストク現地記者が伝えた。
市中心部で行われる集会が不測の事態に発展する可能性を懸念し、在ウラジオストク日本国総領事館は1月30日付で在留邦人に向けて「安全上のお知らせ」を配信し、注意を喚起した。
同総領事館の通知によれば、集会の開催日時は以下のとおり。
「統一ロシア党」の集会：1月31日午後0時30分頃から
ウラジオストク市カラベリナヤ・ナベレジュナヤ通り
「共産党」の集会： 1月31日午前11時00分頃から
ウラジオストク市スベトランスカヤ通りを行進後
ウラジオストク駅前広場に集合
自動車関税引き上げを巡るデモや抗議集会は、ウラジオストク市で2008年末から繰り返し行われている。12月20日に行われた抗議デモに際しては、モスクワから特別警察部隊が投入され、ジャーナリストが拘留されると言う事件が起こっている。
ＪＳＮ現地記者の報道によれば、「統一ロシア」の集会は公式な許可を得たもので沿海地方知事およびウラジオストク市長も参加するのに対し、「共産党」の集会は許可を得ていない。ウラジオストクの「統一ロシア」代表者達は「経済危機の克服に向けた」集会として政府の政策を支持する意向。その一方、共産党の集会は市民団体とともに、自動車輸入関税引き上げに対する抗議を表明するもの。ＪＳＮ現地記者は、この集会を両党の市民に対する政治的アピールと見ている。（1／30）
