2009/4/13
11日ウラジオストクにて、凱旋門付近でウラジオストク士官評議会が共産党沿海地方支部及び有志市民同盟（TIGR）の協力を受けて抗議集会を行った。同日ウラジオストク市カラベリナヤ・ナベレジュナヤ通りでは「統一ロシア」青年党員集会も行われた。政府を支持する勢力と抗議運動参加者達が対立する構図が浮き彫りとなった。
11日付「ウラジオストクデイリーニュース」によれば、凱旋門付近で行われた抗議集会には退役軍人や年金生活者、ソ連士官協会の代表者、共産党沿海地方支部の代表者および市民団体TIGRのメンバーが参加した。抗議集会の参加者達はロシア連邦国防省の軍事改革に反対し、セルジュコフ国防相の辞職、プーチン首相率いる政府の辞任を要求した。
同日記念博物館潜水艦Ｓ-56付近（カラベリナヤ・ナベレジナヤ通り）で「統一ロシア」青年党員が集会を開いている。この場所では当初退役軍人たちが集会を行うことを希望していた。しかし「統一ロシア」党員が自らの集会ためにこの場所を確保したことで、抗議集会の場所は移動を余儀なくされた。ウラジオストク士官評議会のドミトリー・チュレネフ議長によれば、「統一ロシア」青年党員たちはこの通りで抗議集会を行わせないために自らの集会を組織したという。
13日付独立新聞によれば「統一ロシア」青年党員集会には約50人が参加した。退役軍人らによる抗議集会には、組織者の発表によれば450人近くが参加したという。（4／13）
