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ハバロフスク地方立法議会が原木輸出関税の減税をプーチン首相に嘆願

2009/1/19 週刊『ダーリニ・ボストーク通信』783号

  1月12日、ハバロフスク地方は原木の輸出関税を2007年6月までの6.5%に戻すようプーチン首相に求める求める決定を下し、14日に首相に嘆願書を提出した。同日付で本誌現地記者が伝えた。

  ハバロフスク地方は極東最大の森林資源を誇る。ロシア国内の木材市場が発達していないため、同地方で生産される木材の約70%が輸出に向けられている。しかし、今年1月から原木の輸出関税が80%に引き上げられることが予定されていたため(この措置は1年間延期された:ダーリニ・ボストーク通信782号に関連記事)、ロシア材の輸入国では他の樹種への代替が進んだ。また、世界全体で木材需要が縮小しており、ハバロフスク地方の林産企業は2009年の原木輸出契約を1件も結べない状態にある。その結果、原木価格が20%下落した。その一方で25%の輸出関税が存在するため、原木輸出は赤字となっている。
(週刊『ダーリニ・ボストーク通信』783号より抜粋)




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