2009/4/3
3月28日付ガゼータ・ル紙によれば、ロシアは宇宙空間監視システムにより北朝鮮の発射物を追跡する意向である。「我々は宇宙空間に打ち上げられたあらゆる対象を監視し、その軌道及び方向を追跡しています」とロシア連邦軍参謀本部次長アナトリー・ノゴビツィン大将は言う。ノゴビツィン大将は北朝鮮の動きに対し批判的なコメントはしていない。
その一方でロシアの軍事専門家は、北朝鮮の発射実験がロシアに害をもたらす危険性は低いと見ている。政治軍事分析研究所分析局のアレクサンドル・フラムチヒン局長はロシアニュースサービス（ＲＳＮ）のインタビューに答え、次のように述べている。
「私は北朝鮮の発射実験がロシアに危険をもたらすとは見ていません。事態がどう展開すれば、そのような「危険」が生じるのか理解しかねます。発射物の起動が90度以上曲がるという事態は考えられません。北朝鮮の技術はかなり未熟なものですが、そこまで不完全ではありません」（3月29日付ＲＳＮ）
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