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ウラジオストク・モスクワ間コンテナ輸送時間が1週間を切る

2009/3/9 週刊『ダーリニ・ボストーク通信』790号

公開型株式会社「ロシア鉄道」の試験運転用コンテナ列車がシベリア横断鉄道を1週間弱で走り通した。「極東鉄道」広報部の発表を3月3日付のDeita.ruが伝えた。

列車はウラジオストクからモスクワ近郊のベカソボ駅までの9244kmを6昼夜と20時間35分で走った。通常はこのルートを走るのにコンテナ急行列車で12昼夜かかる。今回の試験列車運行では2800kmの距離を途中の技術点検なしで確実に安全に運行できるかが焦点であった。

列車は出発に向けてナホトカ・ボストチヌィ技術検査所で準備された。列車は荷積みのためナホトカ駅に入り、ウラジオストク海洋商業港で技術検査を受けた後、2月21日に出発、28日夜に最終目的地のモスクワに到着した。

今回集めたデータに基づき、この運行ルートを通常ダイヤに組み込むか検討されることになっている。コンテナ列車の運行スキームを最適化することにより、シベリア横断鉄道の魅力を高め、アジア太平洋地域からの新たな顧客獲得を期待できるばかりか、「ロシア鉄道」の運行経費削減にもつながる。(週刊ダーリニ・ボストーク通信790号より抜粋)




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