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ウラジオ短信

ウラジオ駐在の法人企業と歓談

先日、ウラジオに駐在している日本企業の代表者および蒲原総領事とお会いする機会があった。

現在、ウラジオに日本人駐在員をおいている企業は、三井物産、住友商事、サミットモータース(住商)、豊田通商、エム・オー・シップマネージメント(商船三井グループ)、NHK、潟^ウの7社である。

領事館の経済担当によると、最近、駐在員の方たちは大変忙しく、皆さんが一同に集まることは珍しいという。皆さんの話しでは、来年から駐在員の数を増やすという会社が数社あり、仕事が軌道に乗っていることを窺がわせる発言が多く出ていた。

この中で潟^ウは1年前にウラジオに進出した日本の中古車販売の会社である。同社は2名の駐在員をおいて積極的な活動を展開している。ホテルの中に開設した事務所には、インターネットカフェのようにパソコンを数台置いて、お客が自由に中古車を検索できるようにしている。

同社の国別の販売では、ウラジオ事務所開設の効果もありロシアがトップを走っている。今年の7月1ヶ月間の販売台数は約500台、毎月販売台数は増えている、と担当者は言う。

この売上の伸びは、ウラジオに日本人が駐在していることで、バイヤーは安心して同社との取引ができる。また、バイヤーからのクレームに対応をしてサービスを向上させている。

わが社のことで恐縮だが、我われは14年間に渡りウラジオで活動をしてきている。ロシア側よりJSNはウラジオに事務所があるので安心できる、と評価を得てきた。 しかし、わが社も来年からは、新たに日本人を駐在させ、経済や情報の交流をより積極的にやっていく予定で準備をしている。

2005/11/26 JSN 田代雅章

※この記事は、新潟日報紙の「環日本海情報ライン」2005年12月掲載の記事を転載したものです。

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