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ウラジオ短信

メールで新しい日露関係

ロシアとの仕事で、最近Eメールアドレスが併記してある名刺をもらうことが多くなった。ロシアでもインターネットの利用者には若い世代が多い。同世代のロシア人と交流していて、昔なら別れ際に「手紙をちょうだい」と言っていたのが、最近ではごく普通に「メールをちょうだい」と言っている。自分でも「世の中は進歩したな」と思う。

例えば、私は一度しか会ったことのないロシア人男性と半年以上、「英語の勉強」と称してメールで文通している。 日本とロシアの間に限らず、時差が7時間以上もある国内の端と端の連絡にとって、T.P.O.を選ばないEメールは便利なものだ。ビジネスパートナーや家族との連絡に、時間を気にしないですむ。

情報伝達の速さと低コストも魅力だ。先日うちの猫が医者にかかったことをメールでロシアの友人に話したら、薬の飲ませ方などいろいろアドバイスをくれた。

この女性は以前はこっちから電話しなければ絶対連絡をくれなかった。女の長話は万国共通で、毎月国際電話の請求書を見るのが怖かったものだ。私もお返しに日本の獣医学情報を教えてあげた。もちろん直接会って話すのに勝る交流手段はない。

でも、ざっくばらんに書きたいことだけを書くという気軽さは、今までの日ロ関係になかったものではなかろうか。少なくとも、私が筆まめになったのは確かである。

2000/01/24 JSN 釈囲 美法

※この記事は、新潟日報紙の「環日本海情報ライン」2000年01月掲載の記事を転載したものです。

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