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日本製中古車が飽和状態に

相変わらず、ロシア向けの日本の中古車の人気は衰えを見せない。しかし、全体的にロシア人の日本人気にかげりが見え始めている。

昨年、新潟からロシア極東へ運ばれた中古車の数は約1万3000台金額にして約60億円。これに飲食費などを含めると、年間100億円近いロシアマネーが新潟に落ちている計算になる。ただ、ウラジオからこの傾向を眺めていると、日本製の中古車は飽和状態である。中古車の市場には売れない車が道路まではみ出し社会問題となっている。また、中古車価格も下落を始め旨みのあるビジネスとは言えない。

これは個人的な意見だが、2000年には外国製品のロシア国内への輸入については、今以上の規制が行われると思われる。理由は、2000年にロシアの大統領選挙が行われる。どの候補者も大企業を擁護する国内保護を訴えるはずである。それに、来年には日本やヨーロッパの自動車メーカもロシア国内での組み立てを始める。右ハンドル車の輸入禁止までいかなくとも高い税金をかけることが考えられる。

また、最近のウラジオの新聞を見ていると日本へのショップツアーが減っている。それに比べて中国や東南アジアへの旅行が大きなスペースを占めている。これは、外国語の習得にも見られる。ウラジオが開放された92年頃は日本語の人気が圧倒的であった。最近はやはりグローバルスタンダードな英語に人気が集中している。

1998/03/15 JSN 田代雅章

※この記事は、新潟日報紙の「環日本海情報ライン」1998年03月掲載の記事を転載したものです。

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