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ウラジオ短信

日ロ関係は一番良い時代

ジャパン・シーネットワーク(JSN)は2月、会社設立から6年目を迎えた。ウラジオストクからの便りも6年目となる。

5年間、ロシアとの交流をやってきたが、日ロ関係では一番良い時代を迎え始めていると感じている。
昨年11月の橋本・エリツィン会談から急速に日ロ関係が改善され、今年は両国の政府の要人が頻繁に往来を始めている。

最近では、日本政府はロシアの軍縮で退役した極東地域の軍人の職業訓練の援助を始めると発表した。主に車関係の職業支援をするようだ。

ローカルな話題では、北海道などロシアとの関係の深い地域ではロシア人相手の商売が繁盛している。根室では、タクシー運転手が脱サラしてロシア人相手の食堂を経営したら大人気になったと聞いている。

新潟市でもロシア人の滞在者数は、平成7年が約2500人、翌年は2倍の約6000人へと増えている。外国人宿泊客の約3割強をロシア人が占めている計算だ。

この日ロ交流の「新時代」を機会に、当社は2月からロシア情報を世界に向けて発信する。ホームページを一新して、日ロ英の3ヶ国語のHPを開設する。

HPでは、日ロ市民の情報交換スペースも用意する。肩肘をはった交流でなく、気楽に楽しめ、日ロ交流に役立てられればと願っている。

1998/02/16 JSN 田代雅章

※この記事は、新潟日報紙の「環日本海情報ライン」1998年02月掲載の記事を転載したものです。

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