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ウラジオ短信

観光事業で増える「新潟びいき」

この10月より、新潟市から経済貿易情報拠点の委託を私たちジャパン・シー・ネットワークのウラジオストク事務所が受けた。ハバロフスクは、ニイハルの栄森金次郎氏の会社が担当する。

ウラジオの私たちの事務所と友人のアパレル会社に、新潟の観光パンフレットを置き、自由に持ち帰ってもらうことからスタートした。

このパンフレットがなかななかの人気である。ロシア語表記されている上、写真がきれいである。これを見たロシア人たちは「きれいな街ね。ぜひ一度新潟へ行ってみたい」と、新潟びいきが増えている。ロシアの旅行会社の人たちも、新潟ツアーをやるのでこれは便利と持ち帰っていく。

そこで、スタッフのアンドレイ(34)が、新潟を観光していないことに気がついた。PRをする人間が知らないのでは、と先週4日間新潟で研修をさせた。 新潟市水族館(マリンピア日本海)には大感激をしたようで「すばらしい」の連発であった。また、NEXT21からの夜景、「ふるさと村」の人工雪や昔の新潟の街の再現が面白かったようだ。アンドレイは、「新潟はすばらしい」と言って帰国した。

新潟市はロシア極東と日本との空路を持った最初の都市である。まずは、観光事業でロシア極東と新潟の人びととの交流が活発になれば、そこから生まれるものはたくさんあるはずである。新潟市の考えたこの事業を成功させたいと思っている。

1996/12/01 JSN 田代 雅章

※この記事は、新潟日報紙の「環日本海情報ライン」1996年01月掲載の記事を転載したものです。

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