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モスクワ便り


-JSNロシア現地奮闘記-

【Volume.4】ロシア商工会議所とのパートナーシップ

昨年末、弊社はロシア商工会議所と業務提携契約を結んだ。提携内容について詳しくは紹介できないが、骨子となっているのは、
・ロシア→日本、日本→ロシアの双方からの代表団受け入れに関するサポート及びアレンジ業務における協力。
・双方が提供しているサービスについて相互にエージェントとして協力していき、情報交換していくこと
の2つ。
  商工会議所を通して弊社が提供できるサービスは多岐にわたる。ロシア進出を考えている日本企業がいるとすると、駐在所の認可からビザサポート、ロシア側企業とのマッチングやその企業の経営・財務状況の分析など、ビジネスを始めて進めていく上で必要になるサービスを全て提供できる。
他にも各種鑑定・検査業務や知的財産の保護、仲裁裁判所の運営も行っており、ビジネス上起こりえる種々の問題に対応が可能だ。

ロシア、特にモスクワやペテルブルグといった大都市において、市場に外国企業が進出する上で、その企業のアピールをするのに最適な方法の一つに国際展示会・見本市への出展がある。ロシアでおこなわれる国際的規模の展示会・見本市のほとんどには商工会議所が関与しており、内部には専門部署も設置してある。この分野でも、専門的なサービスを提供できる。
  
先日、契約書の原本を受け取りにモスクワの商工会議所本部を訪問した。対応してくれたのはビジネス情報サービス部の担当者。日常的にロシア企業からの情報に接している人物だ。日本とロシアの経済交流において、ロシアが日本に求めるのはただひとつ、ハイテクなどの先端技術だという。
ロシア側では具体的にどのような技術に需要があるのかを知り、その技術を提供できる日本企業を紹介していくという、個別的にマッチングさせていく作業が、弊社の役割だと考えている。
 
ロシア商工会議所と提携を開始したことは、弊社がモスクワで活動をしていく上で重要な出来事だ。今までは、どちらかというと日本企業から案件を頂きロシアで動くという場合が多かった。商工会議所と直接話をすることが可能になったおかげで、ロシア企業の依頼を受けて日本で動くような案件も今後多くなっていくと感じている。実際、いくつか案件が来ており、せっかく頂いた話を活かすも殺すも、弊社の今後の働き方にかかっている。気は抜けない。

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