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モスクワ便り


-JSNロシア現地奮闘記-

【Volume.3】モスクワビジネス視察をアレンジ

3月の初めと少し前になるが、弊社はある日本企業のモスクワビジネス視察をアレンジメントした。詳細は伏せるが、大筋の目的は、自社商品の売り込みに関しての現地視察及び現地企業との商談。

アレンジメントと一言で言い表したが、
1、 クライアント側の商品について、ロシア・モスクワでの業界・市場の簡単な把握
2、 クライアント側の要望にできるだけ合致する視察先・企業のリストアップ及びアポイントメント調整
3、 同行通訳
4、 クライアントとロシア側の商談後のフォロー 
以上のように、1つのアレンジメント案件から弊社がするべきことはいくつも出てくる。

視察や商談のアレンジメントは弊社にとって以前から基本業務だ。今までは極東地域を中心に取扱ってきたが、モスクワに進出したことでサービスを提供できる範囲がそれだけ広がった。

極東では日本のクライアントが求める視察・商談先がロシア側に無かったりする場合もあった。一方、モスクワでは企業の絶対数が極東の比ではなく選択肢が多い。その点ではアレンジメントする側にとっては便利だ。しかし、選択肢が多いということはその業界を一面的に見ることができないことを示しており、それだけ事前調査や選定に慎重にならなければいけない。

調査や視察・商談先の選定は、日本側だけではできない。視察先などから直前の変更が入ったり、どうしても現地でなければ把握や調整ができない時があるからだ。極東地域でアレンジメントをする時には、弊社ウラジオストク現地法人との密なやり取り、調整が不可欠だ。

モスクワに関しては、弊社の現地専属日本人スタッフと共同でアレンジメントを行っている。このスタッフはモスクワ在住が長く、ロシアビジネスでも独自の経験があり、ロシア流の商感覚を備えている。現地事情に通じており、押しも強く頼もしい人物だ。

モスクワに進出したことにより、弊社の様々な業務においてカバーできる範囲が広がってきた。アレンジメントに関しても、日本―ウラジオストク現地法人―モスクワ事務所という3つの箇所が連携しなければ対応できないような案件にも対応できる。クライアントを日本に限らず、日本進出を視野に入れるロシア企業に対してのサポート・アレンジメントもできる。今後はこの方面についても営業活動を本格的に行っていく所存だ。

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