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ロシア一般家庭の紹介

ジェルジンスキーの「ブロヒンさん一家」 月刊「ロシア通信2014年2月号掲載

  若き日ぼエドゥアルド、 エブゲニヤ、 長女ビタリヤ(右から)。  父娘で。左から エドゥアルド、 ワレリヤ、ビタリヤ

夫/エドゥアルド/45歳/ガス採掘オペレーター 
妻/エブゲニヤ/37歳/主婦
長女/ ビタリヤ/19歳/東洋学研究所学生
次女/ワレリヤ/11歳/5年生

 ブロヒンさん一家はモスクワの南東3kmに位置するジェルジンスキー市(モスクワ州)に住んでいます。
 エドゥアルドはガスプロムでガスの採掘オペレーターとして働いており、勤続22年になります。国内有数の埋蔵量を誇るヤンブルグ鉱床(ウラル連邦管区ヤマル・ネネツ自治管区)で働いており、モスクワとシベリアをひと月ごとに行ったり来たりする生活です。
 エブゲニヤとは職場で知り合いました。ちなみに彼には一度結婚歴があり、前の奥さんとの間にはマリヤという女の子にも恵まれましたが、残念ながらこの結婚はあまりうまくいきませんでした。
 エドゥアルドとエブゲニヤの間には娘が2人います。長女のビタリヤが生まれた頃、一家は北方のナディムという閉鎖都市に住んでいました。そして1998年、ビタリヤが4歳になる頃にリャザンに引っ越してきたのです。さらに4年後、下の娘ワレリヤが生まれる頃に今のジェルジンスキーに越してきました。というのも、エドゥアルドは長年の優秀な仕事ぶりを認められ、ガスプロムから2部屋のアパートを贈られたのです。
 モスクワに程近いここジェルジンスキーに住んで約10年になりますが、以前に比べて一家の暮らしは格段に良くなりました。これまで数年ごとに引っ越しを繰り返し、新しくアパートを借り直すことは一家にとって大きな出費でしたが、今は家の内装に手を掛けたり、車を買うこともできました。
 長女のビタリヤはモスクワにあるロシア科学アカデミー附属東洋学研究所で日本語の通訳を目指しており、同時にフランス語と韓国語も勉強しています。学費はとても高く、かなり家計の負担ではありますが、エドゥアルドもエブゲニヤも惜しいとは思いません。次女のバレリヤはまだ5年生なので将来のことはわかりませんが、子供たちには輝かしい将来を歩んでほしいと願っています。
 今ではエブゲニヤの両親とお兄さんとお姉さんもモスクワ州に引っ越してきてそれぞれアパートを購入しました。家族や子供たちのよりよい生活や将来の可能性を考えると、生活の拠点がモスクワ近郊にあるということは重要なことなのです。

 

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