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ロシア一般家庭の紹介

サハリンの「ヤツコフスキーさん一家」 紹介 月刊「ロシア通信」2013年5月号掲載

   サハリン2プロジェクトで働くグリーシャ

夫/グリゴーリイ(30歳)設計士 妻/ヤーナ(30歳)育児休暇中  娘/アリサ(2歳)

 グリゴーリイはウラジオストクの生まれ、極東技術大学で設計を専門に学びました。地元の設計事務所で働いていたのですが、何か違うことがしたくなり、
  グリーシャはこの仕事がとても気に入ったので、プロジェクトが終わった後、サハリンへ行ってサハリン2プロジェクトの仕事を続けないかと誘われた時、迷うことなく、OKしました。このようなプロジェクトへの参加がキャリアアップに非常に役立つと分かっていたからです。そこでグリーシャは同じ部署で働いていたヤーナと出会いました。
  ヤーナはサハリン生まれの地元の娘。彼女の両親は当時カナダに住んでおり、もちろん、娘がカナダに引っ越してくれればと願っていました。でも、ヤーナはグリーシャと出会ってしまいました。彼らはすぐにデートを始め、一年後には娘のアリサも生まれました。でも未だに正式な婚姻届は出していません。というのも、ヤーナは始めから正式な結婚に反対だったからです。もし彼女がカナダへ移住する場合に、赤ちゃんを連れて行くのは難しいと分かっていたからです。その上、グリーシャにはカナダへ行くつもりはありませんでした。グリーシャはサハリンで3年間働いていた間に、ウラジオストクにアパートを買ったからです。彼の両親はしばしば可愛い孫に会おうと、彼のもとを訪ねて来ます。ヤーナは現在 働いておらず、育児休暇を取っています。一家は3部屋あるヤーナのアパートに一緒に住んでいます。
  現在、ヤーナのお母さんはカナダからサハリンへ戻って来ています。お父さんはまだカナダに住んでいるものの、同じく戻って来る予定です。両親はカナダでは親戚と共同でビジネスを営んでいるのですが、定期的に収入が入って来るので、何の心配もなくロシアに帰国出来ます。
  数ヶ月前、グリーシャとヤーナは娘のアリサの検査と治療のためモスクワに来ました。残念なことに、アリサは健康に重大な不安を抱えていたのですが、治療が終わった今は、経過は順調です。
  グリーシャとヤーナは一年中釣りを楽しんでいます。最近、二人は氷上釣りでキュウリウオを800匹も釣りました。魚は全て家で天日干しにしたのですが、まるで新鮮なキュウリのような臭いがしたといいます。


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