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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのシューキンさん一家紹介

夫/エブゲニー(42歳)食品販売会社社長
妻/エカテリーナ(42歳)主婦
長男/アナトリー(6歳)
次男/ミハイル(5歳)
三男/マクシム(1歳半)

一家は2年前、ウラジオストク市内の新しい住宅を購入した。3DKで広いベランダも付いている。夫妻はこれまで貯めてきたお金とそれまで所有していた1DKのアパートを売却してお金を作ったが、それでもかなりの額が不足したので、銀行からお金を借りて購入したのである。購入後、約半年かけてリフォームした。それまで1部屋しかない狭いアパートで暮らしてきたので、引っ越した当初は、広いところに移っても、なぜか家族全員が1つの部屋に集まってきたが、広さにも徐々に慣れてきた。長男と次男が1部屋を共有し、もう1部屋を両親と三男が使っている。最後の部屋は今のところ共有スペースとなっているが、エカテリーナは壁を取り払ってキッチンとつなげたいと考えている。とはいえ、3人の息子たちがいるので、いずれはそれぞれ個室が必要になるので、このアイデアは実現できないでいる。

エブゲニーは食料品の卸販売を手がける会社を経営している。彼の手取り分は月に3万ルーブル(約12万円)ほどである。エカテリーナは小児科の医師だが、子育てのため、病院に常勤することは難しいので、自宅でマッサージの仕事をしている。彼女は昔から知人が多いので、客が絶えることがないほどである。これによる収入は月に約1万ルーブル(約4万円)である。

1ヶ月の収入のうち、住宅ローンの返済が1万5000ルーブル(約6万円)、住宅の光熱費や管理費が1500〜4000ルーブルである。2人の子供の幼稚園の授業料が1000ルーブルで、毎月必ず5000ルーブルを貯金するようにしている。

一家は新年の準備をしている。12月25日にクリスマスツリーを家に持ち帰り、年明けのロシアのクリスマスまでには飾り付けを終える予定である。ロシアでは本物のもみの木(ヨールカ)を飾ることが多いが、もちろんシューキン一家もそうである。子供たちは自分で飾りを作って取り付けるのをとても楽しみにしている。(2005年12月)

 

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