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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのソボレフさん一家紹介

夫/イワン(45歳)大学講師
妻/オリガ(45歳)大学講師
長女/マリーナ(21歳)大学生
次女/エアンナ(12歳)

イワンとオリガは学生時代に結婚した。夫婦そろって大学院に進み、準博士号を取得した。イワンの専攻は歴史学、オリガは材料学であった。院生時代に、長女のマリーナが生まれたので、苦労は多かった。大学の寮で生活していたのだが、割り当てられた部屋は狭くて、家族3人で暮らせる環境ではなかった。そのうえ、収入も少なかったが、寮の仲間に助けられながら、何とか生活した。

長女が生まれてしばらくすると、イワンは海洋大学の講師のポストを見つけ、就職することができたので、経済的には随分楽になった。何よりもうれしかったのは、2DKのアパートが割り当てられたことであった。現在もこのアパートで暮らしているが、家族がもう一人増えたせいで、2DKでも手狭に感じられるようになっている。2人の娘は、10歳近く年が離れているが、一つの部屋を仲良く一緒に使っている。マリーナは大学の様々な組織に所属し、積極的に活動しているので、最近は家を空けることが多くなった。妹のアンナは、姉といる時間が以前と比べて少なくなり、さびしくなったと話している。

オリガとイワンの月給はいずれも1万ルーブル(約3万8000円)ほどで、マリーナは月額1500ルーブルの奨学金をもらっている。アパートの管理費や光熱費が月に1000〜2500ルーブル、食費が6000ルーブル、アンナの学費が約1000ルーブルである。

一家は友人が多く、週末にホームパーティを開くことも多い。キッチンが広くないので、たくさんの人が集まるときは大変だが、家族総出でパーティの準備をするのも楽しみの一つである。(2004年11月)

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