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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのマリャフキンさん一家紹介

夫/コンスタンチン(30歳)技師
妻/オリガ(30歳)小学校教員
長女/アレクサンドラ(9歳)

マリャフキンさん一家はウラジオストクに住んでいる。コンスタンチンは大学卒業後、計器類などを生産する工場に就職した。最初の2年間は工具製造工をしていたが、その後設計部に異動になり、今は設計の仕事をしている。この工場は彼が務めている間に、別の工場を設けるなど業績が順調である。実は同じ工場に彼の父と兄が働いていて、彼が出世したのもそのおかげだと陰口を叩かれることもあるが、彼自身は、自分自身の能力が正当に評価されたためだと信じて仕事に励んでいる。

オリガは、小学校の教員をしている。長女のアレクサンドラも同じ小学校に通っているが、彼女は別のクラスの担任をしている。アレクサンドラは、絵画やパソコン、ダンスなど放課後の課外授業に積極的に参加している。そのため、家に戻るとまだ幼い娘はクタクタに疲れていることさえある。ただ、何事にも一生懸命取り組んでいるので、両親は暖かく見守っているという。

コンスタンチンの月給は1万2000ルーブル(約4万4400円)、オリガは4500ルーブル(約1万6650円)である。万が一のときや、高価な買い物をするときのために、いつも節約するよう心がけている。一家の支出は、光熱費など住宅関連の支出が1200〜2500ルーブル、食費が3000ルーブルである。

このところ、アレクサンドラはパーティー用の衣装を買ってくれるようおねだりしているという。ただ、今年の正月は中国に家族旅行に出かけることにしているので、オリガは、「中国で良いものを買ってあげるから」となだめているそうだ。(2003年12月)

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