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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ボリショイ・カーメニのコノバロフさん一家紹介

夫/ドミトリー(35歳)交通警察官
妻/エレーナ(32歳)産科医
長男/ダニル(7歳)
次男/ボグダン(6ヶ月)

ドミトリーは二度目の結婚である。彼は兵役を終えるとすぐに結婚したが、このときは若かったこともあり、一年も続かなかった。

2人が知り合ったのは、警察官になったドミトリーが、ウスリースクで研修を受けていたときで、エレーナは当時看護師をしていた。ドミトリーの方が一目ぼれし、文字通り、その場で交際を申し込んだ。研修が終わった後、ドミトリーはボリショイ・カーメニで勤務することになったが、1ヶ月もたたないうちに再びウスリースクに戻り、彼女にプロポーズしたのである。このように出会ってからすぐに結婚したが、周囲の予想に反して、一家は仲のよい幸せな家庭を築いている。

ドミトリーは現在、ボリショイ・カーメニで交通警察官をしている。1ヶ月の給料は、だいたい7000ルーブルである。エレーナは現在産休中だが、それまではウラジオ市内の病院で産科医として勤務していた。給料は5000ルーブルほどだった。

一家が暮らすボリショイ・カーメニは、ウラジオストクよりも物価がずいぶん安いので、共働きであれば、楽に暮らすことができた。銀行からお金を借りて、日本製の中古車をローンで購入したほどである。しかしエレーナが出産と子育てのために産休を取ったことで、生活が苦しくなったのは言うまでもない。野菜や果物は、ダーチャの自家菜園で育てているため、食費は月に3000ルーブルに抑えられている。エレーナが家計を上手くやりくりしているおかげで、夫の収入だけで何とか暮らしている。 

現在一家が暮らしているのは2DKのアパートある。以前はドミトリーの父も一緒に暮らしていたが、一年前に他界したため、今では彼の名義になっている。 (2003年09月)

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