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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのピロジコフさん一家紹介

夫/セルゲイ(28歳)会社員
妻/アンナ(28歳)会社員
長女/エレーナ(6歳)

セルゲイとアンナは大学の同級生で、2年生の時に結婚した。4年の時に長女エレーナが誕生したが、友人や同級生の協力もあって大学は無事卒業することができた。セルゲイもアンナもウラジオストク出身ではなく、それぞれ大学進学のため親元を離れてウラジオに来ていたのだが、大学卒業後もこの街に残り生活している。他の地方都市に比べ仕事を見つけ易かったというのが、ウラジオに残った主な理由であったが、セルゲイもアンナもこの街が大変気に入っている。

アンナが卒業後選んだ就職先は荷の海上輸送や船員斡旋を行う海運業者で、今もその会社で働いている。セルゲイはこれまで職を転々としてきた。はじめは大学で専攻した建設分野の仕事に就きたかったが上手くいかず、食料品販売会社に入社した。2年前に転職し、アルコールとタバコを輸入販売する会社に再就職した。今の仕事にもあまり満足してはいないが、他の選択肢がないため今もその海運会社で仕事をしている。

ピロジコフさん夫妻の給料は、セルゲイが約8000ルーブル、アンナが7500ルーブルとほぼ同額。一家が生活してゆくには充分な額である。

2年前、それぞれの両親がお金を出し合い、2DKのアパートを買ってくれた。アンナもセルゲイもこのような両親からの援助は期待していなかったため、突然のプレゼントに最初は困惑したが、今ではとても感謝している。夏になると毎年双方の両親は休暇にウラジオにやって来て、孫と一緒に海へ出かけるようになった。

一家の家計費の内訳は、まず光熱料とアパートの管理費に毎月850ルーブル、食費4000〜5000ルーブル、子供の通園費が約350ルーブルになり、毎月5000ルーブルを貯金にまわしている。

ピロジコフさん一家は家に閉じこもることなく、親戚や友人達と積極的にバーベーキューや、キャンプに出かける大変社交的な一家である。(2002年04月)

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