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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方アルチョームのコジニーさん一家紹介

夫/アレクセイ(48歳)整備士
妻/タチヤナ(46歳)専業主婦
長男/マキシム(24歳)会社員
長女/タマーラ(20歳)大学生

コジニーさん一家は家族全員でアルチョーム市に住んでいる。子供達はもうすでに成人し、タマーラはウラジオストクの大学に通い、マキシムは昨年同じ大学を卒業し、今は商社の運送部門で働いている。彼はこの会社で大学4年の時から仕事をしている。自分の専門分野ではないが、卒業後も仕事を続けている。この会社でマキシムは「販売マネージャー」の肩書きを持つが、本人は実際の業務に合った呼び名として、今の自分の仕事を「運送係」と呼んでいる。

タマーラは現在大学3年生。アルチョーム市からウラジオ市まで片道1.5時間の道のりを毎日通学している。入学当初は学生寮に住んでいたが、同室の先輩と諍いが絶えず全く馴染めなかったため、すぐに出てしまった。自宅からの通学はもちろん不便ではあるが、この3年ですっかり慣れてしまった。両親のアレクセイとタチヤナも若い娘を寮に預ける心配から解放されるので、遠距離通学には賛成している。

タチヤナはもう10年以上専業主婦を続けている。彼女は看護婦の資格を持っており、以前は病院の小児科に勤めていた。その頃は彼女の母親が同居し、幼い子供達の面倒を見てくれていた。アレクセイは飛行機の整備士として働いている。勤務時間は8時〜17時、17時〜翌日2時、2時〜8時の3交代制で不規則なため、家のことは全て妻のタチヤナに任せている。

今住んでいる3DKのアパートは、以前住んでいた2DKのアパートと妻タチヤナの母が残してくれた2DKのアパートを手放して購入したものである。

現在コジニーさん一家の生活は順調である。子供達は成人し、長男は家族のために給料の大半を入れてくれる。一家は、夫アレクセイと長男マキシムの給料で生活している。彼らの月給はアレクセイが8500ルーブル(約3万4000円)、マキシムが9000ルーブル(約3万6000円)ほどで、このうち5000〜5500ルーブルが光熱費と食費に消える。タマーラのお小遣いは毎月300〜500ルーブルで、この他に月300ルーブルの奨学金をもらっている。残りはガソリン代、日用品の購入などにあてられる。

コジニーさん一家は、家族揃って新年を迎えることにしており、その後子供達は友人の家へお祝いに行く。アレクセイとタチヤナのところには古くからの友人がやってくる。新年のお祝いは朝まで続き、お昼過ぎに再度集まって続きをするという。(2002年01月)

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