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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのイワノービフさん一家紹介

夫/ユーリー(34歳)プログラマー
妻/イリーナ (34歳)セラピスト
長男/ミハイル(8歳)中学生

ユーリーとイリーナはウラジオストクに住んでいる。ユーリーは生粋のウラジオっ子で、彼の先祖は前世紀末にロシアの中心部からやってきた。

二人は10年前に結婚し、自分たちは世界で一番幸せだと思っている。イリーナはウラジオの大学を卒業し、既に12年間もセラピストとして働いている。彼女の職場は工科大学だが、同時に小中学生や個人の患者の相談にも乗っている。イリーナは患者からは信頼されている。イリーナの大学での給料は月800ルーブル(約4500円)と少ないが、主な稼ぎは患者の治療で(一回30〜50ドル)、月に500〜800ドルの収入がある。

ユーリーはハバロフスクの工業大学を卒業後、ウラジオに戻ってきた。現在、彼は商社でコンピュータの販売とサービスの仕事をしている。給与は月3000ルーブル(約16700円)である。

息子のミハイルは中学3年生である。幼いころから父親の仕事の関係でコンピュータが身近にあり、文字を書くよりもタイプを打って遊ぶことが多かった。両親は息子がコンピュータに熱中するのを少し制限しようとしている。

今年、両親は息子を普通の学校のほかにデザインの学校に連れて行った。この学校の授業料は月800ルーブルである。両親は息子の教育のためにはお金を惜しまない方針である。才能を伸ばすことで将来の針路を決め易くなると考えている。(1999年03月)

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