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ロシア一般家庭の紹介

沿海地方ウラジオストクのハムチュックさん一家紹介

夫/エゴール(33歳)商業銀行のディーラー
妻/ワレンチナ(30歳)育児休暇中
長男/ディーマ (3歳)
次男/サーシャ(3歳)

一家はワレンチナの両親の元を独立して3DK住んでいる。公共料金は毎月21万5000ルーブル(約4800円)支払っている。家計は、運の良さとディーラーの分析力に依存するエゴールの給与に全く頼っている。月に5000ドルになるときもあるし、400〜500ドルのときもある。

毎晩エゴールはモスクワの外国為替取引所の競売に加わる。この競売はモスクワ時間で電子通信システムによって行われる。あるときは彼はお客の依頼で働き、あるときは銀行の幹部の指示で行う。通常彼の仕事は、アメリカのドルを売買して利益を上げることだ。ディーリングルームで扱える最低額は5000ドルで、損をした場合に備えていつも予備として預金してある。

ワレンチナは夫の仕事はあまりにもリスクが大きすぎると思うものの、今のところもっと良い仕事を探すのはかなり難しいことであると認めている。彼女はウラジオ医科大学を卒業し、2年間は診療所で小児科医として働いた。現在、彼女は休暇を取って双子の息子の育児に専念しているが、休暇が終わった後も復職するつもりはない。(1997年02月)

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