5月6日、安倍首相がロシアを訪問し、ソチでプーチン大統領と会談した。5月7日付で日本外務省が伝えた。
(中略)
平和条約に関しては、6月に次回の外務次官級会談を行うことで合意し、安倍首相とプーチン大統領はその際に議題にすべき事項について、今回協議した。また、プーチン大統領の日本公式訪問の日程についても両国首脳は協議した(5月6日付ロシア外務省)。
｢新しいアプローチ｣の具体的な内容は発表されていない。パノフ元駐日ロシア大使は、｢1998年に橋本首相とエリツィン大統領の会談で取り上げられた案をベースにしたものの可能性がある。また、先に歯舞諸島と色丹島を譲渡し、択捉島と国後島については一定期間(例えば30〜50年)はロシアの管轄権が残るという案が提案された可能性もある。仮にそうなら、日本は妥協の一歩を踏み出したことになる｣と述べた(5月7日付コメルサント紙)。(5／8)(後略)
（週刊ボストーク通信1140号より）
