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国際ブランドのロシア進出は続く:セイコー、オリエントも出店

 今年第3四半期には12の国際ブランドがロシアに出店した。10月2日付で不動産コンサル会社マガジン・マガジノフが伝えた。今年上半期には15のブランドがロシアに進出しており、昨年第3四半期には11のブランドが進出した。
 進出した12ブランドのうち、日本のブランドはセイコーとオリエントの2つだった。セイコーの腕時計は既にロシアの多数の小売店で販売されているが、ロシアでの販売開始50周年に合わせ、9月にモスクワの高級アパート街であるニコリスカヤ通りに第1号の専門店がオープンした(セイコーの専門店は他に東京、ニューヨーク、フランクフルトにある)。オリエントの店舗は、8月末にモスクワの大型ショッピングセンター「アビアパルク」内にオープンした。
 ロストフ・ナ・ドヌーのショッピングセンター「ゴリゾント」に出店したラルフローレンを除けば、残りの11ブランドは全てモスクワに出店した。また、多くのブランドは評判の定着した既存の商業施設ではなく、新設された施設に出店した。専門家は、現在は不況によりショッピングセンターの空きが多く、特に新規施設は集客のためにも条件を緩和してテナントの呼び込みに注力していると指摘する。高価格帯のブランドが多いことについては、低価格帯よりもルーブル安によるコスト増を吸収しやすいためだと推測されるという。(後略)(10/2)
(写真:セイコー・モスクワ店の開店記念式典=セイコーSNSサイト/週刊ボストーク通信1112号より)
 



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