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各国航空会社がロシア線を減便へ

 ルーブルの下落や搭乗率の低下により、出稼ぎ労働者やロシア人旅行者に人気だった路線が減便や休止となっている。1月19日付でイズベスチヤ紙が伝えた。
 減便は、ロシアの地方都市への路線をもつ中央アジアやカフカス諸国の航空会社で特に目立っている。(中略)
 ロシア人旅行者の減少からその他の地域の航空会社もロシア地方都市便を減便している。Flydubai(UAEのLCC)は今月末からサマラ線、ミネラリヌィエ・ボドゥイ線、ウファ線、ボルゴグラード線を週1〜2便に減便。他方でモスクワ線については変更はないという。エア・ベルリンは2月15日からベルリン〜サンクトペテルブルク線を1日2便から1便に、傘下のニキ航空(オーストリア)は今月19日からウィーン〜モスクワ線を休止する。(中略)
 ロシア国内線を運行する航空会社では、タタルスタン共和国のアク・バルス・アエロが財政悪化で今月13日に廃業した。沿ボルガ連邦管区内を中心としていた同社の路線は、国から補助金を受けている国営「オレンブルグ空港」とチャーター便運行会社「デクスター」が引き継ぐ。(中略)
 連邦航空局によると、昨年1〜11月のロシアの航空機旅客数は前年同期比10.5%増の8690万人で国内線が同18.0%増の4271万人、国際線が同4.1%増の4418万人だった。国際線ではCIS諸国方面の旅客数が低下しており前年同期比7.9%減の661万人、一方、その他の国際線では同6.6%増の3758万人となった。(1/19)
(週刊ボストーク通信1078号より)




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