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トヨタ・ペテルブルク工場で成型ラインが始動

 12月2日、トヨタのサンクトペテルブルク工場でプレス及び樹脂成型ラインの始動式が行われた。同日付で有限責任会社トヨタ・モーター(トヨタのロシア販売子会社)が伝えた。
 トヨタ・サンクトペテルブルク工場は2007年12月に始動し、カムリを生産している。今回、新型カムリの生産開始記念式典(生産自体は11月に始まっていた)も合わせて行われた。新型カムリは第7世代にあたり、サンクトペテルブルク工場では2007年以来2番目のモデルとなる。同工場ではこれまで溶接・塗装・組立のラインが稼働していたが、今回、プレス・樹脂成型のラインが始動したことにより、現地生産率は15%(2014年5月時点)から30%に引き上げられた。専門家によれば、このうち10%分はトヨタ紡織、ミシュラン、旭硝子のロシア工場からの調達による。式典に出席したポルタフチェンコ・サンクトペテルブルク市長によれば、現地生産率は2018年には50%に達する。ちなみに、同市で生産している日産は現在39%、現代は46%となっている。
 トヨタ・サンクトペテルブルク工場の年間生産能力は5万台で、昨年の生産台数は3万5685台、今年は3万6500台の予定だ。年間生産能力は来年末には10万台に引き上げられ、2016年からは同工場で2番目の車種としてRAV4の生産が始まり、従業員数は現在の1600人から2400人に増える。工場への投資額は、2007年の始動時には89億ルーブルで、今回のラインは27億ルーブル、2016年には累計160億ルーブルになる。(後略)(12/3)
(週刊「ボストーク通信1072号より)




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