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ハバロフスク地方で温室栽培が復活の兆し

 ハバロフスク地方では、エネルギー料金の値上げなどにより、地方予算からの多額な補助金なしには採算が採れない温室栽培企業が、2009年までに全て倒産してしまった。だが、新鮮で安全な野菜を求める人々が増えていることから温室栽培事業は復活しつつある。11月6日付で同地方政府がプレスリリースで伝えた。
 今年10月、地方内に周年稼働の1400uの温室が建設された。投資回収期間は3年を見込んでいる。これを手掛ける農業企業のブトコフ代表によれば、エネルギーにはガスを利用し、暖房費用の節約と生産物の収益性の向上を図り、栽培工程はオートメーション化されているとのこと。(中略)
 同地方内では、コムソモリスク・ナ・アムーレでもレタスやパクチー、パセリなど7種の温室栽培が進められており、来年2月にはキュウリ栽培用の温室の導入が検討されている。また、北海道企業やJFEエンジニアリング、日揮などの日本企業も温室や植物工場の設置に参加しており、来年9月には植物工場の導入が計画されている。(11/6)
(週刊「ボストーク通信1068号より)

 



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