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横河電機がロシアのタタルスタンに計器工場開設を検討

 計測・制御機器大手、横河電機がタタルスタン共和国(沿ボルガ連邦管区)の特別経済区「アラブガ」に圧力計測装置製造工場の開設を検討している。10月1日付で同共和国大統領広報部が報じた。
 これは、同共和国との協力に関する文書の更新のために訪問した横河電機の西島社長が明らかにしたもの。西島社長はまた、同社が昨年ニジネカムスクにサービスセンターを開設した他、カザン国立研究工科大学の同社実験室の機能を拡張したことなどをミンニハノフ・タタルスタン共和国首長に報告し、タタルスタンでの事業拡大のためにテクノパーク「イデヤ」内で新たな建物を提供してくれるよう要請した。
 ミンニハノフ首長は、横河電機の装置がタタルスタンの多くの企業で採用され、カザンでは人材の育成も進行中であると述べて、同社の活動に満足を示した。また、ITの中心地とすべく開設された特別経済区「イノポリス」への入居を薦めた。
 横河電機は1960年から技術会社を通して旧ソ連に装置を輸出、1992年にアンガラ・エンジニアリングセンターを開設、1993年にモスクワ代表部を設置するなどロシア進出も早かった。(後略)(10/1)
(週刊「ボストーク通信1063号より)

 



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