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ロシアで日立建機のトベリ工場が始動:油圧ショベルを生産

 6月25日、トベリ市(中央連邦管区トベリ州)の産業パーク「ラスロボ」で、日立建機の工場の開所式が行われた。同日付で日立建機ユーラシア・セールス(日立建機のロシア販売子会社)がプレスリリースで伝えた。
  工場の建設は2011年11月に始まり、昨年12月には工場は始動した。投資総額は25億ルーブル。今回のセレモニーでは、最初の製品となった油圧ショベル5台がディーラー会社に納入された。
  部品の大部分は日本から輸入されているが、完全なロシア製と認定されるためには現地調達率を50%まで引き上げなければならないので、日立建機は現地サプライヤーとの協力を深めていく意向。
(中略)
 セレモニーでは、「日立」は「曙光」を意味し、トベリ工場は日立建機の世界で最北の工場であると説明されたため、出席したロシア人たちは「北の夜明け」のイメージが印象付けられて喜んだという。また、完成したばかりの油圧ショベルが、バケットを器用に操作して書道やシャンパンタワーの芸を披露して盛り上げた(6月25日付ロシイスカヤ・ガゼータ紙)。日立建機の辻本社長は、ロシアでは多くのインフラ発展計画があると指摘し、特に地方の建設事業での需要に期待を示した。(6/25)
(週刊「ボストーク通信1050号より)




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