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中国がクリミアに大型港湾を建設する可能性:米バスキン・ロビンスも出店か

 3月から実質的にロシア領となっているクリミア半島に、中国企業が大型の港湾を建設する可能性がある。5月29日付でイズベスチヤ紙が伝えた。
  ロシア連邦クリミア共和国のテミルガリエフ第一副首相によれば、5月下旬のプーチン大統領の中国訪問後、両国の商談が始まった。中国はウクライナ政変が起こるまではウクライナと交渉を行っており、昨年12月のヤヌコービチ前大統領の訪中の際には、クリミアのキエフギドロインベストと中国のBeijing Interoceanic Canal Investment Managementが、港湾建設に関する覚書に調印していた。当時の計画では、中ウはクリミア半島西部のエウパトリア市から25kmの場所に水深25mの港湾や貨物ターミナル、空港、造船所等を建設する予定だった。取扱貨物量は年間1億4000万dで、同じ黒海沿岸のノボシビルスク海洋商業港(同1億5900万d)に匹敵し、欧州で4番目に大きな港湾になるとされていた。(中略)
 ちなみに、ロシア領クリミアを認めていないはずの米国のブランドもクリミア進出を検討しているとの報道も出ている。日本ではサーティワンアイスクリームとして知られている米アイスクリームチェーン「バスキン・ロビンス」である。(後略)(5/29)

(週刊「ボストーク通信1046号より)



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