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ロシアの空港で液体物の機内持ち込みが禁止に:テロ対策で3月中旬までか

 1月からロシア各地の空港で、液体物を手荷物に入れて機内に持ち込むことが禁止となった。その措置はソチ五輪及びパラリンピックが終了する3月中旬まで継続する可能性がある。1月8日付でベドモスチ紙電子版が伝えた。
 連邦航空局がロシア国内の全空港に送付した通達により、1月初旬から国内各地の空港で液体物の機内持ち込みが順次禁止され始めた。ロシアでは、2007年から手荷物に入れて機内に持ち込めるのは100ミリリットル以下の液体物が各種合計1リットルまでとなっており、薬品、子供用食品、特別医療食は例外とされている。
 今回の措置により、内容量を問わず、飲料、衛生用品、薬品、整髪料、絵の具等のあらゆる液体物の機内への持込は基本的に禁止される。ただし、航空保安当局が認めた場合は、薬品と子供用食品は持ち込み可となる。(中略)また、禁止措置が実施されるのはロシア国内の空港のみで、出国と国内移動の際に適用されるが、海外からロシアに向かう航空機への持ち込みは可能である(1月9日付ベドモスチ紙電子版、1月10日付ロシイスカヤ・ガゼータ紙)。
 ブヌコボ空港によれば、禁止措置は3月21日まで続く見込み。ロシアのソチでは、2月7〜23日にオリンピックが、3月7〜16日にパラリンピックが開催される。昨年以降、ソチ周辺のロシア南西部では爆弾テロが続いており、今回の措置も治安維持強化策の一環とされる。(1/10)

(週刊「ボストーク通信1027号より)




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