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ロシア極東・サハリン2のLNG工場第3トレーン建設計画始動へ

 ガスプロムと英蘭石油大手ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS)は、サハリンのLNG工場の第3トレーンの設計に着手することで合意した。12月23日、ガスプロム本社においてミレル社長とRDSのピーター・ボーザーCEOが会談を行い、2014年1月からRDSのCEOに就任するベン・ヴァン・ビューデン氏も立ち会った。同日付でガスプロムがプレスリリースで伝えた。
 両者は国内外のガス・石油市場における戦略的パートナーシップの進展状況及び今後の展望について協議を行った。特に、ガス・石油の開発事業(地質調査、採掘、加工、販売)、LNG生産等の分野における協力関係の発展について話し合われた。
 また、サハリン2プロジェクトの今後の発展についての協議で、同プロジェクトのオペレータである「サハリンエナジー」(持株比率はガスプロム50%+1株、RDS 27.5%?1株、三井物産12.5%、三菱商事10%)に対し、サハリン島プリゴロドノエのLNG工場第3トレーン建設のFEED(基本設計)作成について、同社取締役会及び監査委員会で検討するよう進言することで、意見がまとまった。ちなみに、三井物産は2013年4月にサハリン州政府代表団が来日した際に、第3トレーンの建設を急ぐようロシア側に呼びかけていた。 (後略)(12/25)

(週刊「ボストーク通信1026号より)




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