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米ワーナー・ミュージックがロシアのガラ・レコーズを買収

 米レコード大手ワーナー・ミュージック・グループ(Warner Music Group:WMG)がロシアのレコード会社「ガラ・レコーズ」(Gala Records)を100%買収した。6月17日付でガラ・レコーズがプレスリリースで伝えた。
  ガラ・レコーズはロシアで最初の民間レコード会社として1988年に創設された。かつてはアーラ・プガチョワ、ニコライ・バスコフ、最近ではマクシム(ロシア)、ダン・バラン(ルーマニア)、ビアンカ(ベラルーシ)のような著名アーティストの作品を販売、他に出版やプロデュース活動も手がける。1993年からは英国のレコード会社EMI Music Publishingのカタログも提供して来た。ガラ・レコーズの傘下には、卸売部門である有限責任会社「ムーズィカ」や、ダンス・ミュージックやポップスのレーベルである有限責任会社「コントラ」、音楽出版物を扱う「S.B.A.ミュージック・パブリッシング」がある。今回のWMGによるガラ・レコーズの買収額は明らかにされていないが、数千万jと見積もられている (6月18日付ベドモスチ紙)。
  大手会計事務所PwCによると、ロシアの音楽産業の市場規模は2012年に前年比5.8%増の12億8300万jに達した。2013〜17年には、世界の音楽市場は平均1.5%の成長が見込まれているのに対し、ロシアの音楽市場は6.3%成長すると見られている。ロシアでは昨年、コンサート活動市場では合計約11億8500j、コンテンツ販売市場では約9800万j(そのうち約2500万jはデジタル音楽の販売)の売上があった。(後略)(6/17)

(週刊「ボストーク通信1000号より)




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