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ロシアのペテルブルクでフィンランド企業が賃貸マンションビジネス

 フィンランドの建設大手YITのロシア法人「ユイト・サンクトペテルブルク」が、同じくフィンランドの不動産賃貸大手SATOのロシア子会社「サト・ルス」に、サンクトペテルブルク市内に建設中のマンションの一部を賃貸用に販売した。12月21日付でユイト・サンクトペテルブルクがプレスリリースで伝えた。
  建設中のマンション「ノボモスコフスキー」はサンクトペテルブルク市南部の地下鉄フルンゼンスカヤ駅付近に位置し、1号棟(318戸)と2号棟(156戸)は2015年に竣工予定、その後3号棟(427戸)が建てられる。サトは1DK及び2DKを80戸(3500u)と駐車場25台分を合計1300万ユーロで購入した。(中略)
  ロシアでは住宅は賃貸ではなく購入か、ソビエト時代からの既存の住宅を賃借するパターンなどが多く、賃貸ビジネスに新築マンションが用いられるケースは少ない。近年ではフィンランドのファンドIcecapital Housing Fundがサンクトペテルブルクに276戸、モスクワの建設会社「ロシア不動産」がカルガに420戸、モスクワの市営企業がモスクワに47戸のマンションを建設した事例があるが、数えるほどとされている。(後略) (12/24)

(週刊「ボストーク通信977号より)




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