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マツダとロシアのソラーズが自動車生産の合弁企業設立で合意

 4月27日、日本のマツダとロシア自動車大手ソラーズが自動車生産のための合弁企業を設立することで合意した。生産拠点はウラジオストクに置く。4月27日付でソラーズ社公式サイトが伝えた。
  マツダがSollersの極東支社「Sollers極東」と沿海地方で合弁生産拠点を設立するための協議を開始したことは、既に昨年11月の時点で伝えられていた。今回は、両社の間で正式な合意がされたことになる。
  ソラーズ社プレスリリースによると、ウラジオストクに置かれるこの合弁企業"Mazda Sollers Manufacturing Rus"には両社が折半出資を行う(4月27日付マツダ社プレスリリース)。生産開始は今年の秋を予定しており、生産車種はマツダのクロスオーバーSUVのCX-5、セダンタイプのマツダ6(日本名:アテンザ)のほか、ソラーズ車の製造も視野に入れている(5月3日付コメルサント紙)。年間生産台数は初期段階では5万台とし、その後、7万台まで拡大する。
  ソラーズのシベツォフ代表取締役は、今回のマツダ社との合弁事業について、「極東で我が社によって作られ始めた自動車生産インフラが、日本の大手自動車メーカーを誘致する好刺激になることを証明している」とコメント。
  マツダ社製自動車の昨年のロシア販売実績は約3万9700台(前年比+59%;欧州ビジネス協会調べ)。今年は更に4万8000台まで販売数を伸ばしたいとしている(4月25日付ノーボスチ通信)。(後略)

(週刊「ボストーク通信944号より)




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