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【速報】ダリキン沿海地方知事が解任

 ロシア大統領府は28日、メドベージェフ大統領がダリキン沿海地方知事を任期途中で解任したと発表した。同日付大統領府公式サイトによると、解任はダリキン氏自身の辞職願を受理したもので、チマコワ大統領報道官は「健康上の問題など」を理由として説明。一方で、国内の各メディアでは、昨年12月の下院選で沿海地方の与党「統一ロシア」の得票率を33%(2007年の得票率は54%)と大幅に落とした引責による事実上の更迭と見ている。
 当面の知事代行は、極東連邦大学のミクルシェフスキー学長(教育科学省元次官)が務めるが、後任者は未定。現段階において各メディアで有力視されているのは、シュワロフ第一副首相、オルロワ連邦院(上院)副議長、元国会院(下院)議員ドラトフ氏、プシカリョフ・ウラジオストク市長など。
 ダリキン氏は29日13時(現地時間)に行われた沿海地方政府内の記者会見で、知事職解任の理由を「国家指導部の決定に従ったもの」と言明し、記者の「下院選結果に関連したものか」という質問も肯定。その一方で、「国の信任があれば、沿海地方での業務に引き続き携わりたい」と今後の地域貢献に対する意欲も示した。ダリキン氏は2001年より同地方知事職にあり、2010年からは3期目を務めていた。(2012/2/29)




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