極東で生産された新車を他の地域へ輸送する際の鉄道運賃と、極東以外の国内の地域で生産された新車を極東に輸送する際の鉄道運賃を政府予算から全額補助するプログラムが延長された。12月29日付でロシイスカヤ・ガゼータが伝えた。
この延長に関する政府決議(2010年12月20付第1070号)がプーチン首相により署名され、2011年1月1日に発効した。鉄道運賃の補助は国営ロシア鉄道を利用する場合に適用され、補助金は連邦鉄道輸送局を通じてロシア鉄道に支払われる。｢新車｣のカテゴリーには自動車登録証に国家登録の印のないものが当てはまる。他地域から極東に輸送される際の鉄道輸送料補助の対象となる車種はLadaやRenault Loganをはじめとする74種。
なお、政府補助の総額については、当初は2010〜2012年の間に5億ルーブルの予算が割り当てられていたが、2010年11月30日付政府決議により最大6億9000万ルーブルにまで増額されている(12月9日付Prima Media)。
輸入された新車については、極東からモスクワ州に鉄道輸送する際に条件付きで輸送料の35％が補助される制度があり、こちらには2011年は10億ルーブルが充てられる(本誌877号に関連記事)。(12／29)
（週刊ダーリニ・ボストーク通信879号より抜粋)
