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石油化学大手”Sibur”が断熱材用発泡スチロール工場を稼動

 11月9日、ロシア石油化学大手”Sibur”がペルミ(沿ボルガ連邦管区)に断熱材用発泡スチロールなどを生産する工場を稼動させた。ロシアの建設分野では断熱材として発泡スチロールの需要が高まっており、Siburは新工場設立により中国や韓国からの輸入品に対抗する狙いである。同日付Sibur社プレスリリースが伝えた。
  新設の発泡スチロール工場の生産能力は年間5万d。工場の設備はSunpor社(オーストリア/ノルウェー)の技術を用いて造られており、生産される発泡スチロールは防火性能、耐久性、材質上の指標等でヨーロッパの基準を満たすものになる。
 Sibur社の評価によれば、ロシア市場における発砲スチロールの需要は年間12万d。それに対して現在ロシアにおける発泡スチロール生産量は年間1万2000d、残りは中国、韓国、ヨーロッパ諸国から輸入されている。またロシアの発泡スチロール断熱材市場は年間8〜14%の成長が見込まれている(11月9日付ベドモスチ紙)。(11/9)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信872号より抜粋)




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