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ドイツ企業がロシア・ニジェゴロド州に道路舗装用添加剤の生産工場を建設

 10月27日、ニジェゴロド州(沿ボルガ連邦管区)ギドロトルフ町でシャンツェフ知事の立会いのもとドイツの繊維メーカーJRS RETTENMAIER & SOEHNE GmbH+Co KG(レッテンマイヤー社)のロシアで最初の工場の起工式が行なわれた。同日付でニジェゴロド州政府プレスリリースが伝えた。
  ギドロトルフ町に建設されるのはアスファルトコンクリート道路舗装用のセルロース繊維添加剤の生産工場で、生産能力は年間1万d。ニジェゴロド州とレッテンマイヤー社は2008年3月に協力協定を締結していたが、金融危機の影響及び添加剤の需要の落ち込みにより工場建設が延期されていた。シャンツェフ知事は「この工場が完成すれば、他国では以前から用いられている先端技術の適用が可能となり、道路工事の効率が大幅に向上する。我が州の全ての道路工事下請会社が利用するようにしたい」と述べている。投資総額は3億ルーブル。レッテンマイヤー社スポークスマンの説明では、同社製品により道路の寿命を従来の2倍にすることができるという。
  同社ロシア支社のズロビン支社長によれば、工場の始動は2011年8〜9月の予定。また、レッテンマイヤー社製品のロシアでの独占販売権を持つラストム社のスミルノフ代表取締役によれば、同社は添加剤Viatopを2008年と2009年は年間1万dずつ販売し、今年は1万2000dになる見込み。ロシアで生産が開始されれば、現在40ルーブル/kgの価格を30%下げることが可能になるという。 (10月27日付RBC Daily) (10/27)
(週刊ダーリニ・ボストーク通信870号より抜粋)




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