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ロシアでMercedes-Benzのトラックが生産開始

 9月30日、独Daimler AGと露KamAZの合弁会社である有限責任会社メルセデス・ベンツ・トラックス・ボストークが、タタールスタン共和国ナベレジヌィエ・チェルヌィ市の工場でロシア初となるMercedes-Benzブランドのトラックの生産を開始した。10月4日付でKamAZ社プレスリリースが伝えた。
  メルセデス・ベンツ・トラックス・ボストーク社は2010年に設立された合弁会社。Mercedes-Benzのトラックと特殊車両のロシアでの総輸入代理店として公式ディーラー網を通じての販売等を行なっている。
 今回生産が開始されたのは、輸送車両部門におけるMercedes-Benzブランドの主要モデルであるMercedes-Benz Actros 1841 LS。2011年にはリニューアルされたMercedes-Benz Axor及びAtegoの組立生産も開始する予定だという。この2つのモデルは9月にハノーバーの展示会IAA2010でお披露目されたばかり。将来的にはMercedes-Benz ZetrosやUnimogの生産も予定されている。今回の生産開始に当たっては、技術担当者の10ヶ月間のドイツ研修や年間4500台組立可能な生産設備の導入等が行なわれた。メルセデス・ベンツ・トラックス・ボストーク社のボリス・ビリフ代表取締役は「ロシアにおけるMercedes-Benzのトラックの地位を支えるために力を合わせた当社の株主であるDaimlerとKamAZにとっても今回の生産開始は重要な出来事である」と述べている。Daimlerは2008年12月にKamAZの株式10%を2億5000万jで取得し、現在同社の株式の11%を所有している。(10/4)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信867号より抜粋)




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