JSNトップページ > ニュース記事

最新ニュース

プーチン首相 穀物禁輸措置について説明

 極東連邦管区訪問中のプーチン首相は8月27日に記者会見を行ない、ジャーナリスト達からの質問に答えた。複数のジャーナリストが、今年の自然火災や干ばつの被害について、また政府の対策について質問している。プーチン首相は、穀物備蓄は今のところ不足していないが、今年の干ばつの影響で来年以降も生産量が低迷する可能性を示唆した。8月27日付ロシア連邦政府公式サイトが伝えた。
 ジャーナリストから「穀物禁輸措置の撤廃の展望は?」と聞かれ、プーチン首相は穀物禁輸措置導入の理由について次のように説明している。「なぜ私が穀物輸出停止の決定をしたのか?なぜならこれから作付けされる秋播き穀物の収穫がどうなるかわからないからだ。干ばつのせいで現在、土壌は乾いており、そのため今年作付けできる秋播き穀物の量は急激に減少するだろう。現在の備蓄があれば今年の分は心配ない。だが、来年2011年の収穫量がどの程度になるか、繰越在庫がどのくらいになるのか分からないのだ」
 プーチン首相はこのように述べ、穀物禁輸措置撤廃の展望についてはコメントしていない。(8/27)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信861号より抜粋)




page top